芝1200m
芝1400m
芝1600m外
芝1800m
芝2000m
芝2200m
芝2400m
芝3000m
※芝の場合 基準タイムから
稍重 0.3秒+
重 0.7秒+
※ダートの場合 基準タイムから
稍重 0.2秒-
重 0.4秒-
年齢 | クラス | 基準タイム |
---|---|---|
2歳 | 新馬 | 1.11.05 |
2歳 | 未勝利 | 1.11.70 |
2歳 | 平均等 | 1.11.27 |
3歳 | 未勝利 | 1.10.30 |
3歳 | 500万 | 1.09.47 |
3歳 | 平均等 | 1.09.68 |
古馬 | 500万 | 1.09.80 |
古馬 | 1000万 | 1.09.80 |
古馬 | 1600万 | 1.08.40 |
古馬 | OPEN | 1.08.00 |
古馬 | 平均等 | 1.09.45 |
全 | 平均等 | 1.10.03 |
スタート地点は向正面直線半ばより左寄り。内回りコース使用で、3コーナーまでの距離は243m。3コーナーまで距離がやや短いので、枠順は真ん中から内側の方が有利だが、最内枠の成績は悪い。スタート直後から微妙な下り坂になっており、3~4コーナー中間の残り800m付近で本格的な下り坂に突入する。最後の直線距離はAコース時が356.5m、Bコース時が359.1m。直線半ばまで下りが続き、残り200m付近でゴール前の急坂。約120mの間に1.8mの勾配を一気に駆け上がる。古馬1000万クラスの平均レースラップ(3F-3F)と勝ち時計(良馬場)は、34.4-34.8=1.09.2。前半3ハロンは34秒台前半から半ばで進み、後半3ハロンは34秒台後半でまとまる。前後半のラップ差は少ないが、確実に前半3ハロンの方が速くなる前傾ラップを刻む。それでも前々で競馬ができる馬が有利。逃げ馬の連対率が高く、回収率もいい。直線の坂を気にせず、逃げ馬の残り目を穴で狙うのがおもしろい。一方、先行馬の回収率はいまひとつで、差し馬の方が上。血統的にはサクラバクシンオー、キングヘイロー、マイネルラヴ産駒が好調。サンデーサイレンス系はダンスインザダーク、バブルガムフェロー、アグネスタキオン産駒の活躍が目立つ。
年齢 | クラス | 基準タイム |
---|---|---|
2歳 | 新馬 | 1.23.90 |
2歳 | 未勝利 | 1.22.20 |
2歳 | 500万 | 1.21.90 |
2歳 | OPEN | 1.22.30 |
2歳 | 平均等 | 1.23.90 |
3歳 | 新馬 | |
3歳 | 未勝利 | 1.22.57 |
3歳 | 500万 | 1.21.90 |
3歳 | OPEN | 1.21.55 |
3歳 | 平均等 | 1.22.06 |
古馬 | 500万 | 1.22.65 |
古馬 | 1000万 | 1.21.46 |
古馬 | 1600万 | 1.21.50 |
古馬 | OPEN | 1.20.90 |
古馬 | 平均等 | 1.21.73 |
全 | 平均等 | 1.22.02 |
スタート地点は向正面左、2コーナー出口付近のポケット。芝1400mの競走は外回りでも取れるが、通常は内回りコース使用。3コーナーまでの距離は芝1200mをそのまま延長した443m。最初のコーナーまで十分に距離はあるが、スタート直後は各馬押して出て行くため、先行争いは激しくなる。最後の直線距離はAコース時が356.5m、Bコース時が359.1m。古馬1000万クラスの平均レースラップ(3F-1F-3F)と勝ち時計(良馬場)は、34.4-11.6-35.6=1.21.6。最初の3ハロンが34.4と、前半は芝1200m並の速さで流れる。そして、中盤の1ハロンも11.6と、息が入りにくく、後半3ハロンが35.6。ゴール前に急坂が待ち構えていることもあり、ラスト1ハロンの時計がグッとかかる。下級条件では稀にスローペースになることがあるが、上級クラスではほぼ確実に前傾ラップになる。そのため、芝1200mに比べて逃げ馬が残る確率は格段に減る。先行タイプでもいいが、差し・追い込み馬の好走も多い。枠順は真ん中が若干有利で、あとはほぼフラット。種牡馬はヘイロー系が圧倒。中でもダンスインザダークは勝ち鞍数、回収率ともに優秀。ジョリーダンス(阪神牝馬S2勝)、マルカフェニックス(阪神C)と重賞ウイナーを出している。あとはアグネスタキオン、フジキセキ、タイキシャトル。その他の系統では、アフリート、キングマンボ、グラスワンダーが好調。芝1200mで優秀だったサクラバクシンオーは、勝ち鞍はまずまずだが回収率がガクンと下がるので注意。
年齢 | クラス | 基準タイム |
---|---|---|
2歳 | 新馬 | 1.36.40 |
2歳 | 未勝利 | 1.36.10 |
2歳 | 500万 | 1.35.05 |
2歳 | OPEN | 1.35.70 |
2歳 | 平均等 | 1.36.25 |
3歳 | 新馬 | 1.36.80 |
3歳 | 未勝利 | 1.36.42 |
3歳 | 500万 | 1.35.80 |
3歳 | OPEN | 1.34.13 |
3歳 | 平均等 | 1.35.71 |
古馬 | 500万 | 1.34.65 |
古馬 | 1000万 | 1.35.90 |
古馬 | 1600万 | 1.34.30 |
古馬 | OPEN | 1.33.70 |
古馬 | 平均等 | 1.34.67 |
全 | 平均等 | 1.35.23 |
スタート地点はバックストレッチの中間からやや左寄り。長い直線が2本にコーナーが2回。外回りの京都芝1600mに似たコース形態となっている。最初の3コーナーまでは比較的馬群が固まったまま進むので、多頭数の外枠だと内枠の馬よりもだいぶ外を回されてしまう。そのため、枠は内の方が有利なコース形態。最後の直線距離はAコース時が473.6m、Bコース時が476.3m。追い出しのタイミングが最後の直線に入ってからでも間に合うので、各馬が能力を発揮しやすいコースと言える。古馬1000万クラスの平均レースラップ(3F-2F-3F)と勝ち時計(良馬場)は、35.8-24.1-34.9=1.34.8。前半3ハロンは割とゆったり進み、同クラスの平均は35.8。逃げ・先行馬がいないと36~37秒台という超スローペースもありうる。よって、展開の読みが常に重要。中盤の2ハロンは12.0前後のラップが2回続き、後半3ハロンは34秒9。後傾ラップとなり、最後は決め手勝負となる。中団から後方に構えている馬が差し切るには、物理的に33秒台の速い脚が必要だ。最後に急坂があってもペースが遅いとラスト1ハロンの時計がかかりにくいので、先行して速い脚を使って押し切る競馬が理想的。ただ、実際にはそうしたパフォーマンスができる馬は限られているので、前々の馬同士ではなかなか決まらない。力があれば差し馬でも大丈夫。種牡馬成績はヘイルトゥリーズン系全般が大活躍。中でもスペシャルウィークが勝ち鞍で圧倒。続くのがアグネスタキオン、フジキセキ、マンハッタンカフェ、タニノギムレット、シンボリクリスエス。それ以外の系統でベスト10にランキングされるのは、サクラバクシンオーとホワイトマズル。サクラバクシンオー産駒はスプリンターの印象が強いが、マイル戦でも本コースとの相性はいい。
年齢 | クラス | 基準タイム |
---|---|---|
2歳 | 新馬 | 1.50.50 |
2歳 | 未勝利 | 1.48.50 |
2歳 | OPEN | 1.47.70 |
2歳 | 平均等 | 1.50.50 |
3歳 | 新馬 | 1.51.63 |
3歳 | 未勝利 | 1.49.08 |
3歳 | 500万 | 1.49.10 |
3歳 | OPEN | 1.49.00 |
3歳 | 平均等 | 1.49.67 |
古馬 | 500万 | 1.47.88 |
古馬 | 1000万 | 1.47.17 |
古馬 | 1600万 | 1.46.60 |
古馬 | OPEN | 1.49.20 |
古馬 | 平均等 | 1.47.64 |
全 | 平均等 | 1.48.91 |
芝1600mのスタート地点からそのまま200mバックしたところがスタート地点。2コーナー出口付近のポケットからの発走で、内回りの芝1400mと同じ位置になる。しかし、外回りコース使用なので、最初のコーナー(3コーナー)まで600m以上もある。京都芝1800m(外回り)のコース形態に似ている。最後の直線距離はAコース時が473.6m、Bコース時が476.3m。古馬1000万クラスの平均レースラップ(3F-3F-3F)と勝ち時計(良馬場)は、35.9-36.7-34.7=1.47.3。前半3ハロンは35.9とマイル戦とほぼ同じ流れ。先行争いが決着し、全体の隊列が決まった後、ペースが緩む。中盤の600mの平均は36.7で、12秒台半ばのラップが3つ続くことになる。ラスト3ハロンの平均は34.7と最も速く、最後は決め手勝負となる。ただし、1600万クラス以上になると多少道中が速くなる。オープン特別・重賞では、稀に厳しい流れになることある。基本的には後傾ラップだが、クラスが上がるにつれて例外も出てくる。ペースが遅ければ前残り、速くなれば差し・追い込み馬が台頭と、有利な脚質は流れによってメリハリが出てくる。枠順は大外の8枠の勝ち鞍が多い。ただ、連対率は2枠、6枠、8枠がほぼ互角。基本的にはフラットで、あとはその時の馬場状態による。種牡馬成績はマイル戦同様、ヘイルトゥリーズン系全般との相性が良い。アグネスタキオン、マンハッタンカフェ、シンボリクリスエス、グラスワンダーらが好成績。
年齢 | クラス | 基準タイム |
---|---|---|
2歳 | 新馬 | 2.05.40 |
2歳 | 未勝利 | 2.02.73 |
2歳 | 500万 | 2.05.20 |
2歳 | OPEN | 2.02.20 |
2歳 | 平均等 | 2.03.77 |
3歳 | 新馬 | 2.08.20 |
3歳 | 未勝利 | 2.03.46 |
3歳 | 500万 | |
3歳 | OPEN | 2.00.45 |
3歳 | 平均等 | 2.03.30 |
古馬 | 500万 | 2.02.65 |
古馬 | 1000万 | 2.03.33 |
古馬 | 1600万 | 2.01.80 |
古馬 | OPEN | 1.58.95 |
古馬 | 平均等 | 2.01.87 |
全 | 平均等 | 2.02.54 |
スタート地点は正面スタンド前直線右の4コーナー出口付近。1コーナーまでの距離は325m。内回りコース使用で、一周弱回る。06年のコース改装前からコース形態は変わっていない。最後の直線距離はAコース時が356.5m、Bコース時が359.1m。古馬1000万クラスの平均レースラップ(3F-4F-3F)と勝ち時計(良馬場)は、36.9-49.7-35.5=2.02.1。スタート直後の2ハロンは先行争いがあって、ある程度速く流れるが、すんなり隊列が決まればその後はガクンとペースが落ちる。同クラスの前半3ハロンの平均は36.9。向正面に入ると完全にペースが落ち着き、その結果、行った行ったの前残りも多発。穴は逃げ残り、先行馬の雪崩れ込みといった展開面で期待するのがいい。平均ペース以上で流れれば、逆に逃げ馬は厳しくなるだろうが、重賞レースでも前半1000m通過が60秒を切ることは稀。結果的に差し馬が来たとしても、「ハイペースだったから」という理由ではないことが多い。最後の急坂を一気に駆け上がる爆発力が長けていたからだ。ただし、上記の後半3ハロンの数字を見てもわかるように、極端に速い上がりは必要ない。後ろから行く馬は34秒台前半の脚が出せればOK。枠順はほぼフラット。種牡馬の傾向としてはサンデーサイレンス系の天下。ダンスインザダークを筆頭にステイゴールド、スペシャルウィーク、アグネスタキオン、マンハッタンカフェと、中長距離に適性があり、瞬発力に優れた血統が並ぶ。
年齢 | クラス | 基準タイム |
---|---|---|
3歳 | 未勝利 | 2.17.00 |
3歳 | 500万 | 2.14.80 |
3歳 | OPEN | 2.17.40 |
3歳 | 平均等 | 2.16.55 |
古馬 | 500万 | 2.14.30 |
古馬 | 1000万 | 2.15.75 |
古馬 | OPEN | 2.12.40 |
古馬 | 平均等 | 2.14.47 |
全 | 平均等 | 2.15.30 |
スタート地点は正面スタンド前直線の右端。外回りコースの4コーナー出口付近。1コーナーまでの距離は525m。正面スタンド前を通過した後は、芝2000mと全く同じルートを辿るため3~4コーナーは内回りコースを利用する。最後の直線距離はAコース時が356.5m、Bコース時が359.1m。古馬1000万クラスの平均レースラップ(3F-5F-3F)と勝ち時計(良馬場)は、35.7-63.2-35.5=2.14.4。スタート直後に内回りコースとの合流地点で、なおかつ下り坂。前半から自然とラップが速くなりやすい。前半3ハロンは33秒台から37秒台と、レースによってバラツキがあるが、この間の平均ラップは芝2000m時よりも1.2秒も上回っている。1コーナー過ぎまでに先行争いは決着していることが多いものの、先頭と中団から後方待機の馬とは差がつき、馬群が縦長になりやすい。その後は平均的な一定のペースで推移。中盤の1000mは63秒台で、この間はレースごとのバラツキは少ない。内回りコースで直線が短いせいもあって、仕掛けは各馬早め。中団以降に待機の馬がマクリ気味に進出してくる。後半3ハロンの平均は35.5で、特に最後1ハロンの時計がかかるのが特徴。終盤からゴールにかけては凌ぎ合いになり、単純なスローペースの決め手勝負とは一線を画する。脚質的には逃げ・先行勢が強いが、最後までバテない粘り強さが必要なことは言うまでもない。末脚の持続力に長ける差し馬も互角に戦える。枠順は5枠が何故かイマイチの成績で、他は比較的フラット。種牡馬成績の上位の顔ぶれは、ジャングルポケット、チーフベアハート、グラスワンダー、シンボリクリスエス。サンデーサイレンス系は頭数は多いものの、連対率・回収率ともに高くない。穴はあまり見込めず、力がある人気馬しかこない印象。
年齢 | クラス | 基準タイム |
---|---|---|
3歳 | 未勝利 | 2.30.05 |
3歳 | 500万 | 2.30.50 |
3歳 | OPEN | 2.25.90 |
3歳 | 平均等 | 2.30.20 |
古馬 | 500万 | 2.29.40 |
古馬 | 1000万 | 2.28.30 |
古馬 | 1600万 | 2.27.30 |
古馬 | OPEN | 2.26.70 |
古馬 | 平均等 | 2.27.92 |
全 | 平均等 | 2.28.90 |
スタート地点は芝2000mと同じ、正面スタンド前直線右寄りのところ。そこから外回りコースを使用して、グルリと一周弱する。最後の直線距離はAコース時が473.6m、Bコース時が476.3m。長丁場だけに前半はスローペース。向正面まで淡々と進み、残り800m付近からのロングスパートというのが大まかな流れ。古馬1000万クラスの平均レースラップ(3F-3F-3F-3F)と勝ち時計(良馬場)は、37.9-38.2-37.4-35.0=2.28.5。ゴール前に急坂があるものの、中山芝2500mとは違い、ラスト3ハロンの時計が速くなるのが特徴。準OPクラスやOP特別でもあまりペースは上がらず、スローの決め手となる。G2の神戸新聞杯時は馬場がいいため、2分24秒台や25秒台の時計が出る。京都の瞬発力比べと質は少し違うが、決め手の優劣がそのまま勝敗に直結する。枠順別成績はなぜか6枠の成績が悪い。1枠、2枠が成績・回収率ともにやや高め。逃げ馬にとっては小細工がしにくいコースで、純粋に能力が高い馬でないと最後まで残すのは厳しい。直線外からの差し・追い込みも十分決まる。種牡馬成績はダンスインザダークが断然のトップ。以下、ステイゴールド、グラスワンダーと、ヘイロー系、ロベルト系の中長距離血統が普通に優勢。一方、ミスタープロスペクター系、サドラーズウェルズ系、ストームバード系は不振で勝ち切れない。
年齢 | クラス | 基準タイム |
---|---|---|
古馬 | OPEN | 3.06.70 |
古馬 | 平均等 | 3.06.70 |
全 | 平均等 | 3.06.70 |
スタート地点は向正面の直線左。2コーナーの出口付近。内回りコースのみを使用し、コーナーを6回通過して約1周半回る。最後の直線距離はAコース時が356.5m、Bコース時が359.1m。このコースは特殊条件で、古馬のG2・阪神大賞典の際にしか使われていない。したがって、阪神大賞典の平均レースラップ(3F-4F-5F-3F)と勝ち時計(良馬場)は、37.3-51.0-63.8-34.8=3.06.9。スタートして最初の3コーナーまでは先行争いがあるため、場合によっては多少速くなることはあるが、前半600mの平均は37.3。最初の4コーナーを過ぎて、1周目の正面スタンド前にきてからはペースが完全に落ち着き、続く800mの平均は51.0とほぼ安定している。向正面途中までは淡々と流れて、2周目の3コーナー過ぎから一気に加速。あとはゴールまで激しい追い比べとなる。ラスト600mの平均は34.8と速い。基本的にスローペースの上がり勝負の上、天皇賞(春)を狙う超一流馬たちよる戦いなので、前に行った馬がなかなか止まらない。先行勢が圧倒的に強いレースだ。ただし、逃げ馬は不振。波乱も起きにくい。長距離適性はもちろん、最後は絶対能力がモノを言う。枠順はできれば大外は引きたくないが、多頭数にはなりにくいので、実際にはあまり関係ない。ほぼフラット。
年齢 | クラス | 基準タイム |
---|---|---|
2歳 | 新馬 | 1.14.50 |
2歳 | 未勝利 | 1.13.58 |
2歳 | 500万 | 1.12.40 |
2歳 | 平均等 | 1.14.50 |
3歳 | 新馬 | 1.13.50 |
3歳 | 未勝利 | 1.13.16 |
3歳 | 500万 | 1.12.23 |
3歳 | 平均等 | 1.13.07 |
古馬 | 500万 | 1.12.13 |
古馬 | 1000万 | 1.11.62 |
古馬 | 1600万 | 1.11.40 |
古馬 | 平均等 | 1.11.88 |
全 | 平均等 | 1.12.69 |
スタート地点は向正面直線の左端、2コーナー出口。最初の3コーナーまでの距離は342m。スタートしてから200mは平坦で、残り1000mから緩い下り坂。最後の直線距離は352.5m。4コーナー出口まで下りが続き、残り200mが急坂となる。古馬1000万クラスの平均レースラップ(3F-3F)と勝ち時計(良馬場)は、34.7-37.0=1.11.7。ダートの短距離なので前傾ラップは当然。最後に坂がある分、上がりの時計はかかる。京都ダート1200mほど前残りにはなりにくく、差しが決まる。ただし、短距離戦だけに全体的に見れば逃げ・先行勢が有利。枠順は概ねフラット。頭数、脚質やメンバーによって事情が違ってくるのだが、1200mはダートコースのスタートなので枠順にかかわらず、テンのダッシュ力がある馬が先手を奪いやすい。ただし、コーナー角度は厳しいので外目に進路を取る馬は上手く回らないと、外に振られる。芝と同じくパワータイプの馬が優勢。前で押し切るにも、差すにも馬力が必要になる。種牡馬成績はフジキセキ、フォーティナイナー、クロフネ、サウスヴィグラス、ボストンハーバーらが上位で拮抗。ただし、回収率の面からはミスタープロスペクター系のフォーティナイナー、サウスヴィグラスが断然。穴を狙うならば見逃せない。
年齢 | クラス | 基準タイム |
---|---|---|
2歳 | 新馬 | 1.27.90 |
2歳 | 未勝利 | 1.26.13 |
2歳 | 500万 | 1.24.70 |
2歳 | 平均等 | 1.26.48 |
3歳 | 新馬 | 1.27.00 |
3歳 | 未勝利 | 1.26.04 |
3歳 | 500万 | 1.25.57 |
3歳 | 平均等 | 1.26.02 |
古馬 | 500万 | 1.24.48 |
古馬 | 1000万 | 1.24.41 |
古馬 | 1600万 | 1.23.87 |
古馬 | OPEN | 1.23.13 |
古馬 | 平均等 | 1.24.15 |
全 | 平均等 | 1.25.06 |
スタート地点は2コーナー奥のポケットの芝の部分。ただし、芝1800mや芝1400mのスタート地点であるポケット部分よりも内側にあるコースが使用されており、芝コースの本線とは重ならない。ダート1200mのスタート地点からそのまま左に200m延長したところにある。3コーナーまでの距離は542m。内枠と外枠では芝コースを走る距離が違い、外枠の方が芝部分を長く走ることになる。最後の直線距離は352.5m。古馬1000万クラスの平均レースラップ(3F-1F-3F)と勝ち時計(良馬場)は、34.9-12.1-37.3=1.24.3。テンからペースが厳しくなり、前半3ハロンの平均は1200mとそれほど変わらない。クラスが上がるほど中盤から後半にかけての緩みがなくなり、ラスト1ハロンのところでグイと時計がかかる。そこでの凌ぎ合いが見もの。好走馬の大半は逃げ、先行馬であるが、1200mほど逃げ馬は残れない。その分、差し、追い込み馬が突っ込んでくる。枠順はトータルで見てしまうと、大きな特徴はない。ただ、前へ行きたい馬ならば内~中枠から出て行く方が楽。好位抜け出しタイプでも揉まれないメリットがあるので、外枠でも大丈夫。重賞のプロキオンSでは、実際に外枠の好走馬が目立つ。結局のところ、相手関係、頭数、自身の脚質によるところが大きい。種牡馬成績はクロフネ、ブライアンズタイム、アグネスタキオン、タイキシャトル、フジキセキが上位の顔ぶれ。ミスタープロスペクター系は頭数が多い割には、どれもが平均的な成績。
年齢 | クラス | 基準タイム |
---|---|---|
2歳 | 新馬 | 1.56.83 |
2歳 | 未勝利 | 1.56.38 |
2歳 | 平均等 | 1.56.49 |
3歳 | 新馬 | 1.57.05 |
3歳 | 未勝利 | 1.55.12 |
3歳 | 500万 | 1.53.45 |
3歳 | 平均等 | 1.55.05 |
古馬 | 500万 | 1.53.29 |
古馬 | 1000万 | 1.52.51 |
古馬 | 1600万 | 1.51.15 |
古馬 | OPEN | 1.48.90 |
古馬 | 平均等 | 1.52.90 |
全 | 平均等 | 1.54.22 |
スタート地点は正面スタンド前直線の右。スタートしてすぐに上り坂がある。1コーナーまでの距離は303m。ゴール板を通り過ぎてからダートコースをグルリと一周。最後の直線距離は352.5m。古馬1000万クラスの平均レースラップ(3F-3F-3F)と勝ち時計(良馬場)は、37.0-38.0-37.6=1.52.6。ダート戦特有の傾向として、1800mでも前半の3ハロンが最も速くなるが、中距離になるとレースによってバラツキが出てくる。速いと36秒台、スローペースになると38秒台で最初の600mを入る。中盤で少し息が入り、後半の勝負へ。最初の1コーナーまでの距離は、京都ダート1800mよりも若干長めだが、その分外からも先手を奪いたい馬が殺到。前へ行きたいのに内枠で出脚が悪いと、詰まって位置取りが悪くなる。ちょうど京都ダート1800mとは対照的に1枠が不利で、8枠がやや有利。少頭数だとあまり関係ないが、多頭数になると逃げ、先行馬は中~外枠の方が競馬がしやすい。脚質は基本的には先行有利だが、派手なマクリ差しが決まることもある。上のクラスで道中のペースが厳しいと、特に差しが決まりやすい。種牡馬成績はブライアンズタイムを筆頭にロベルト系との相性が良く、回収率も高め。あとは、フジキセキ、カリズマティック、アグネスタキオン、クロフネ、ワイルドラッシュが好成績。
年齢 | クラス | 基準タイム |
---|---|---|
3歳 | 未勝利 | 2.07.10 |
3歳 | 平均等 | 2.07.10 |
古馬 | 500万 | 2.07.00 |
古馬 | 1000万 | 2.06.50 |
古馬 | 1600万 | 2.05.70 |
古馬 | OPEN | 2.04.50 |
古馬 | 平均等 | 2.05.92 |
全 | 平均等 | 2.06.16 |
スタート地点は芝の内回りコースの4コーナーのポケット。最大で芝の上を78m通ってダートコースに入る。あとは、ダート1800mと同じルートを通り、グルリと1周。最後の直線距離は352.5m。古馬1000万クラスの平均レースラップ(3F-4F-3F)と勝ち時計(良馬場)は、36.2-52.5-37.5=2.06.2。芝スタートであることと、しばらく平坦部分を走れることから、前半3ハロンはダート1800mよりも速くなっている。最初の1コーナーまでは503mとかなり余裕があるので、いきなりガツガツやりあうというイメージではない。1~2コーナーに入るとペースが落ち着き、向正面も比較的ゆったりした流れ。重賞のシリウスSでも途中に13秒台のラップが何回か入ることがある。その分、後半は一気のスパート。ラスト600mで速い上がりを出せる馬が上位入線しやすく、決め手がある馬が断然有利。普通のダート中距離戦とは異質の流れで、むしろ芝の中距離の流れに近い。もちろんスタミナも問われる。脚質的には、ダート1800mよりもさらに逃げ馬の成績が落ちる。しかし、回収率がかなり高く、1発の警戒はむしろ逃げ粘り。基本は先行策。差し、追い込みは回収率が低いことから、力がある人気馬を中心に考えたい。枠順は1枠の成績が極端に悪く、5枠の成績が突出して優秀なのが特徴。種牡馬成績はここもブライアンズタイムが好調。あとは、クロフネ、チーフベアハート、アフリート、キンググローリアスなど。サンデーサイレンス系はいまひとつ。